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⑥ 転医・治療中断について 

★ 転院の注意事項について

 治療途中で病院を変わることは望ましいものではありません.しかし,そのような状況(進学,転居など)のなった場合,当院では信頼のできるすばらしい先生のもとで治療継続ができるようご紹介しています.

 医療に求める価値は,患者さまのおかれた状況によっても変わりますし,いろいろなご状況がございますので,以下の事項について,ご理解いただけるよう丁寧にお話しさせていただいています.

★ 治療途中で転居(転院)される方へ

1. 治療途中で病院を変わること(転院)は,望ましいものではありません.

2. 歯列矯正は2-3年程度の期間を要します.人生設計の一部としてご計画ください.

3. 自己の都合(転居:進学,結婚,出産)で転院される時は早めにご相談ください.

4. 転院先をいっしょに探し,診察継続できるよう,できる限りの対応をいたします.

5. 県内や松山市内にご実家がある方は,2-3カ月に1度のご通院もご提案します.

6. 緊急性がない場合には,いったん中断することも視野に入れてください.

7. 転院先で治療開始されますと,転院先の担当医が主治医となります.

8. 主治医は担当する患者さまの診療内容や結果に対し,すべての責任を持ちます.

9. 当院の役割は,新しい主治医のもとで治療開始すると終了となります.

10. 医療倫理上の立場(主治医尊重)から,ご相談事はまずは主治医へお願いします.

11. 医療行為に求める患者さまの価値(方針・治療法・費用など)優先順位は様々です.

12. 診療内容そのものと関係のない要素(相性など)は予測困難であり,患者さま自身で新しい主治医との信頼関係の構築に努めてください.

13. 転居先では,周りの移住環境を含め,以前と全く同じ状況の再現は困難です.

14. ご結婚,ご出産などが加わると,ご生活の優先順位も大きく変わることになるでしょう.

15. 患者さまによって置かれた状況やご要望,個人の受け取るご感想も様々です.

16. 新しい環境・ご家族,新天地での生活,ご自身で選択された新しい状況には前向きになられ,希望をもってお過ごしください.

 以上,個人個人で状況やお立場は異なりますが,何卒ご理解ください.

 

参考:日本矯正歯科学会 倫理規定

(対診 セカンドオピニオン)
第23 条 会員は、自己の知識、技術の範囲を超えると判断した患者については、すみやかにそれぞれの専門医に対診を求め、お互いにその領域を尊重しつつ協力し、患者の診療に最善を尽さなければならない。
2.会員が診断・治療する患者から自分の診断・治療に関するセカンドオピニオンを取得したいとの要請を受けた場合、あるいは必要と認めた場合には、進んで資料を提供し、対診を求めなければならない。
3.対診を求められた会員は、与えられた情報の中で患者に対し客観的な所信を誠実に述べ、その結果を遅滞なく主治医に報告すべきである。

(歯科医師相互間の関係と協力)
第30条 会員は、他の歯科医師に対してその経験と学識に敬意を持って接し、また医療行為に関して協力を惜しんではならない。

(主治医の尊重)
第31条 主治医は担当する患者の診療に対してすべての責任を持ち、他の歯科医師は主治医の判断、立場を尊重しなければならない。
2.治療中である主治医の紹介がない状況で、患者が会員に対して治療の継続を求めてきた場合は、患者から十分に話を聞いた上で再び主治医を受診するように計らうことが望ましい。状況により治療の継続を引き受けなければならないと判断される場合には、それまでの主治医と連絡を取り、必要な検査資料と診療情報の提供を受け、円滑な治療の継続ができるように努めるべきである。

(他の歯科医師への誹謗の禁止と証言)
第33条 会員は、患者およびその家族などに対して他の歯科医師の行った診療内容についてみだりに非難や批判を行ってはならない。同僚への軽率な誹謗は歯科医師全体に対する社会的信頼を損なうことになる。
2.万一、診療内容が適切でないと判断される場合には改善処置を講ずるべきである。
3.公的な機関より専門的な証言や意見を求められた場合には公正な意見を述べなければならない。

(歯科医師間での意見の不一致)
第34条 歯科医師間で医療行為に関して意見の不一致が有る場合には、原則として主治医の意見を尊重するべきである。歯科医師間での医療行為に関する論争は歯科医師の間で解決されるべきものであり、患者を巻き込んではならない。

(転医による矯正治療の継続)
第35条 患者の転居又は会員の事故(病気、死亡など)などの理由により患者が転医を必患とする場合には、会員は次のようなことに留意しなければならない。
1.治療の継続を依頼する会員は必要資料を依頼先の歯科医に送る。
2.治療の継続を依頼された会員は、転医患者の矯正装置を変更する場合、その理由や加算料金などについて十分に説明し、患者の信頼を失わないように留意する。また前医の診断や治療内容に関して状況不明の場合は相互の連絡や意見の 交換をする。
3.転医に際しての矯正費用の返金については別途定める指針を参考とする。

矯正歯科_医療倫理_研究会

 

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