診療メニューは患者さまによって異なります.

「自由診療」による「歯列矯正・顎顔面矯正歯科治療」では,

患者さまのご要望(見た目・費用・治療期間など)を解決する

施術医(技術・経験)や施設(設備器機)によって

いろいろな解決方法があるのが通常です.

矯正歯科治療は一生に一度の治療です.

複数の専門施設でのご相談をお勧めいたします.


■年齢を気にされている方

Ex.:60才/ 50代

 

■歯を抜かないで治療したい方

■口元の突出をきれいにしたい方

Ex.:歯数を間引く /手術を併用

 

■目立たない装置をご希望の方

Ex.:審美/歯の裏側のブレース


■治療期間を短くしたい方

Ex.:インプラント/手術を併用

 

■歯のいろいろな治療例

Ex.:埋まっていた歯を有効利用した例

 

矯正治療後の歯並びの評価法につきましては,こちらをご参考ください.

⇒ ABO: Guide for grading clinical case reports model analysis

 

  治療結果(正しい咬み合わせ)の見方:
⇒ 
 不正咬合の治療目標
  正面
Class I

チェック事項 上下の歯は「2対1」の関係で,交互に隙間なくかみ合います 上下の正中が一致し,上顎の歯が下顎の歯の外に2-3mm程度かぶさります.歯の正中は顔の真ん中とも一致します. 上下の歯は「2対1」の関係で,交互に隙間なくかみ合います.
※ここに示した咬み合わせの評価法は,じっとしている状態です.実際には,咀嚼(そしゃく:ものを食べる)時に正しく機能するように,また顎関節に問題がないかといった点についても確認しながら治療を進めます.また,歯の根がきちんと平行に並ぶように調節をします.

現代の矯正歯科治療では,

治療計画を立て, 目標を設定し,

これを 実行することで

きちんとしたゴールに到達できます.

移転歯 Before
After

主訴:歯並びの改善

診断:移転歯を伴う叢生 ( 3 | 移転歯,| 2 舌側転位をともなう)
  <ANB 4.23,大臼歯関係:右側 Angle class II,左側 Angle class II >

初診時年齢:21y09m

治療計画:

 ① 口腔清掃指導
 ② 上顎:リンガルアーチ(複雑:Nance型)
 ③ 抜歯: a)  c | ,b) 移動確認後 ⇒ 5 | 5
 ④ マルチブラケット装置(上下顎:審美ブレース,治療期間:1年半~2年)
 ⑤ 智歯(上下左右8|8)の抜歯
 ⑥ 保定(5年)

この症例では,上顎の右側犬歯が「移転歯」となっていました .乳歯(子供の歯)が晩期残存していたため,その部分まで移転歯を移動させる歯列矯正治療を行いました.

 ※ 移転歯:本来生えるべき場所から隣の歯の歯根を乗り越えて異なる場所に生えた歯

治療では,隣接歯の歯根をまたいだ移動が必要になります.患者さまの20年後,50年後を考えた場合,犬歯はとても長持ちする歯ですので,この歯を抜くことは適切な選択肢ではありません.矯正歯科治療では高度な技術を要する症例といえますが,難しい治療というわけではありません.

 

 

叢生 初診時
保定開始時

主訴:歯並びをキレイにしたい.

診断:叢生( 2|2 口蓋側転位,歯の幅径大)

   <ANB 0.97 大臼歯関係 右側; Angle class I,左側; Angle class I>

初診時年齢:24y 01m

治療計画:①口腔清掃指導

       ②マルチブラケット装置<上下顎;リンガル法(治療期間:1-1.5年)>

       ③保定(5年) ⇒ 下顎:第三大臼歯の抜歯

この症例は,矯正治療では入門症例です.上顎の側切歯が「口蓋側転位」となっていました .患者さまの側貌(E-Line)にも問題はなく,口唇の突出改善を要しないことから,歯を抜かない方法による歯列矯正治療を行いました.

上下顎の歯の比率が少し悪いことから, click here! IPR(インタープロキシマルリダクション)という方法によって,前歯の形態修正を行い,同時に治療期間を短縮するためにアンカースクリューを併用して咬合状態を改善しました

動的治療期間は1年5カ月でした.ごく一般的なケースと言えます

 

開咬 初診時
保定開始時

主訴:開咬,指しゃぶりがあった

診断:開咬

  <ANB 6.82 大臼歯関係 右側; Angle class I,左側; Angle class I>

初診時年齢:22y 06m

治療計画:①口腔清掃指導,上下顎の智歯抜歯

       ②リンガルアーチによる大臼歯の固定

       ③マルチブラケット装置<上下顎;審美ブレース(治療期間:2年)>

       ④保定(5年) ⇒ 下顎:第三大臼歯の抜歯

閉じているのに前歯が開いた状態を開咬と言います.原因は,小児では「舌癖」や「指しゃぶり」,成人の場合には変形性顎関節症による顎関節の骨吸収などがあります.

原因によって治療方法も異なってきますので検査・診断が重要ですが,きちんと治ります.よく噛めないだけでなく,発音も不明瞭になります.

 

上顎前突

(1類)

Before    
After      

主訴:前歯をひっこめたい

診断:下顎の両側側切歯の先欠をともなう上顎前突

  <ANB 2.74 大臼歯関係 右側; Angle class I,左側; Angle class I>

初診時年齢:15y 02m

治療計画:①口腔清掃指導

       ②上顎前歯の後退 ⇒ リンガルアーチ(上顎)固定+抜歯(上顎:4 | 4

       ③マルチブラケット装置<上下顎;審美ブレース(治療期間:1.5-2年)>

       ④保定(5年) ⇒ 上下顎:第三大臼歯の抜歯

前歯が出た状態です.このケースは,下顎の前歯が先天性欠損しており,上下顎の歯の数を合わせて,咬み合わせを改善するために歯の数を減らして治療しました.

 

上顎前突
(2類)

過蓋咬合

Before      
After      

主訴:歯ならびをなおしたい

診断:過蓋咬合をともなう上顎前突

  <ANB 4.71 大臼歯関係 右側; Angle class II,左側; Angle class II>

初診時年齢:12y 07m

治療計画:①口腔清掃指導,上下顎の智歯抜歯

       ②リンガルアーチによる大臼歯の固定,抜歯(上顎:4 | 4

       ③マルチブラケット装置<上下顎;審美(治療期間:2年)>

       ④保定(半永久的) ⇒ 上下顎:第三大臼歯の抜歯

不正咬合の分類では上顎前突です.前歯が内側に大きく倒れている2級2類の不正咬合です.治療目標は,前歯の傾きを改善しながら,前歯部の歯の位置を前後的に後退させると同時に,咬み合わせの深さ(過蓋咬合:下顎の前歯が見えない状態)を改善することになります.この目標を達成するために,上あごの歯を2本抜歯して矯正歯科治療を行いました.

歯肉ラインなどの著しい改善のため,このような小さな写真では専門医であっても別人のように見えます.これこそが矯正歯科治療の恩恵であり,劇的改善がみられ,患者さまと共にご満足いただけた症例です.

 

        概要
1

 

■治療前は,乱杭歯.

審美ブレースで治療.

 4|4 抜歯

■ 治療期間:1年4ヶ月

2 ■治療前は,出っ歯でした

■歯の裏側(リンガル 法)で治療しました.

上下4|4 抜歯

治療期間:1年10ヶ月

3 ■治療前は叢生.

■リンガル法で治療.

■非抜歯

■治療期間:5ヶ月

4 ■治療前は叢生.

リンガル法で治療

■非抜歯

■治療期間:13ヶ月

5 ■治療前は,すきっ歯

■審美ブレースで治療

■非抜歯

■治療期間:12ヶ月

6 ■治療前は,受け口

■外科的矯正治療

■ 4|4 抜歯

■治療期間:1年8ヶ月

7 ■審美ブレース
■非抜歯

■治療期間:1年3ヶ月

つづく・・・・・かも..

患者さまのご了承いただいたものを記載しております.

現代の矯正歯科治療では, 治療計画を立て,目標を設定し,実行すれば

きちんとしたゴールに到達できます.

専門医では「当たり前」かもしれません が,

治療例をいろいろ提示したほうがよくわかりますね.

治療方法は一つではありません.

歯を抜かないで治療してほしいとのご要望があれば,

治療のゴールはそれに応じて(利点や欠点も含めて)ご説明いたします.

ご要望に満足いただく治療方法をご提案させていただきます.

よろしくお願いいたします.