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2. よい咬み合わせとは? −不正咬合の治療目標,原因と予防−歯ならびの悪いことを専門的には 不正咬合 malocclusion といい,歯が正しく噛み合わなかったり,乱れていることを意味します.しかし,「歯並びが悪い」ことと,「咬み合せが悪い」ことは,明確に区別しなければなりません.歯並びが悪くても,しっかりとした咬み合わせを保っている方と,咬み合わせが悪いために,日常生活や顎関節に問題を生じている方では矯正治療の目的は異なるからです.当クリニックでは,患者さまのご要望を十分にお聴きした上で,考えられるいくつかの治療法とともに,予測される治療結果をわかりやすくご説明させていただき,患者さま自身が 治療方法の選択に積極的にかかわれるように,正しい医療情報をわかりやすく提供する努力を行なっております.また,十分納得し,安心して治療を始めていただくためにも,セカンドオピニオンとして別の矯正歯科専門医の意見を聞くことも積極的にお勧めしております.現在のお口の歯並びの状態を受け入れ,治療しないのも一つの選択肢なのです.どうぞ安心してお気軽にご相談ください.しかし,『歯並び』や『咬み合わせ』を判断するためには, 正しい咬み合わせについてよくご理解いただく必要もあります.言い換えれば,患者さまの歯並びや顔の調和を,矯正歯科専門医はどのような状態に改善しようとしているのか? すなわち,達成される治療目標です.よい咬み合わせ,すなわち矯正治療後の歯並びの評価法につきましては,カウンセリング時に詳しくご説明させていただきますが,下表をご参考ください. ABO: Guide for grading clinical case reports model analysis
不正咬合の多くは遺伝的要因によるものですが,妊娠中の母体の状態やある種の病気,顎や歯の発育異常などいろいろの原因があります.また,指しゃぶりなどは出っ歯の大きな原因でもあります.その他に,乳歯の虫歯も不正咬合の大きな原因の一つです.もし,乳歯が虫歯で早く抜けてしまうと,他の歯が自然に動いてきて,乳歯の抜けた場所へ移動し,永久歯の生える場所を埋めてしまいます.その結果,永久歯の正しい生え方を妨げて乱れた歯ならびをつくります. このように,乳歯は物を噛む役目と同時に,次に生えてくる永久歯のために席をとっておく場所とりの役目もしています.乳歯を虫歯にしないことが,私たちにできる最大の 予防矯正です.そのためには,一般の歯医者さんや小児歯科医の早期の治療と定期的な診査を進んで受けるべきです.定期的検査をしていれば,矯正治療が必要なことを歯医者さんが発見してくれます.一般の歯医者さんや小児歯科医では,歯の定期検査,歯ブラシ指導,フッ素塗布,などの予防処置や虫歯の治療をし,さらに歯が早く抜けた場合には子供の入れ歯をつくってくれます.このような予防処置をして,小児の歯の発育を観察するようにすれば,多くの子供を不正咬合から救うことができるでしょう.最良の矯正治療は予防です.これは歯科医の責任であり,ご両親の責任でもあります. 不幸にして,不正咬合が発見されたら,それはもう 矯正歯科専門医の分野です.矯正専門医とは,口腔の異常や不正咬合,顔面の不調和の診断・予防・治療のための特別の専門教育とトレーニングを受けた専門医です.日本においては,いくつかの学会によって認定医または指導医という資格認定制度がございますので,ここで矯正治療についてご相談をするのが最良の方法です . 松山市内には,矯正歯科のみを専門としているクリニックは9ヶ所ございます.そのほとんどは松山市駅の周辺部に位置していますので,いくつかのクリニックを実際に受診され,治療方針や治療期間,料金(総額や支払方法など)などについてお尋ねください.また,Dr.との相性や診療時間,休診日,通院の利便性なども長い通院には大切な選択基準になるでしょう.十分納得できるクリニックをご選択されることをお勧めいたします.
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